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行政書士資格試験を初心者から合格を目指すまでの3ステップとは!?
今回は行政書士資格試験に関するオススメ書籍を紹介します。60歳で合格されました。この方は、通信教育も併用されています。是非あなたの学習の参考にしてくださいね。
どんな3ステップ(3冊)?
前提
この3冊が学習の全てではないのですが、この3冊によって合格に向かって5合目までは登れると思います。(理由は、この3冊が成功のカギになりましたが、それぞれについて関係する本が他にもあり、また私は通信教育を併用して試験に合格しましたので、それら学習過程の全体を見通して判定を5合目としました。)
3冊の構成
①基本テキスト、②中心となる法律を深掘り学習するための参考書、③試験直前対策本
3冊でできること
受験に必要な基本的な学力を習得できます。
3冊を補充するもの
冒頭にも少し述べましたが、私は①自分の相性もあって通信教育を併用しましたし、②そもそも学習に入る前に資格の意義・メリットや内容・試験の概要を入門書で確認しました(入門書は図書館で借りてもよいと思います)。また過去問題と答案解説の学習も重要です。過去問学習に私はネットを利用しました。伊藤塾のサイトがとても役立ちました。
【ステップ1】 初心者でも入っていきやすい本を選ぼう!
おススメポイントは・・・
1)まず、本書は、試験の構成と学習の進め方等、合格に向かっての行程(学習プロセス)が全体的に把握できます。
2)憲法、行政法、民法はじめ出題範囲となっている法令と一般常識に関する基本知識が学べます。
3)色刷りで見やすい構成になっています(これは人によって相性があるでしょうから、お好みのタイプを選べばよいと思います)。
4)基本的な知識は本文でつかむようになっていますが、欄外にある記述、つまり基本的事項解説(用語や重要判例、よくある質問など)や応用事項解説(過去問チェック、引っかけ問題チェック、受験対策など)が、注意を喚起し学習にメリハリを与えてくれます。
5)基本テキストは、2~3冊目など次の学習行程に入ってから、分からない点や思い出せない点が出てきたときに常に振り返るように活用します。このとき本書は、見出しや重要事項の囲みなどが見やすく検索に重宝しました。
【ステップ2】次は知識の肉付けを!
おススメポイントは・・・
1)冒頭に本書以外についても言及します。今回は2冊目の代表として「よくわかる行政法」をあげましたが、私はこの他に、シリーズ本である「よくわかる民法」も活用しました。他にも「憲法」「会社法」がありますが、私は利用しませんでした。選択基準は、出題割合の大きな行政法と民法の理解を深めたかったということです。
2)この本は、法の条文に沿って解説するという形(逐条解説的)ではなく、受験者の視点に立って、関連する項目をまとめることで理解が進むように、例えば条文の順番・構成を変えて記載してくれています。これによって、具体的な事象を頭の中で描きながら関連する条文を当てはめることができ、内容がよくのみ込めるように思います。
3)また、本文の中で要所に「設例」が設けてあり、初めに「こんな問題が生じたが、さてどうするか」という問題提起から解説に入っていくので、読み進めやすいです。
4)さらに、所々に「チェック」「一歩前進」「ステップアップ」そして「ここが狙われる」などの応用問題、展開された話題が書かれているので、法律の定めている内容がより深く理解できます。
5)私は、普段はあまりなじみのないこの「行政法」と、知っているつもりでも混同したり頭が混乱したりしやすい「民法」について、法文の背景や具体的適用例などを関連付けて見ることで少しでも頭を整理したいと考えてこれらの本を活用しました。
【ステップ3】 試験直前はこれ!
おススメポイントは・・・
1)冒頭に本書以外についても言及します。2冊目で述べたこととよく似ているのですが、3冊目は、試験直前対策として法改正や出題予想など最新の情報を仕入れておく眼目から、とにかく直前対策本であれば何でもよいかという気持ちで書店(大手書店です)にあった何冊かを眺めた中から選択しました。それゆえに「本」に主眼を置いたというよりも、どちらかといえば「出版社」を統一するようにして選んだ形です。その意味では、3冊目「群」と言った方がよいかもしれません。本書以外にも同社の「無敵の行政書士」も購入し活用しました。
2)本書(及び類似書も含めて)は「よかった点」を上げるよりも、購入した理由を述べる方が、「なぜ本書を用いたのか」を理解いただきやすいと思いますので、その点を述べます。
購入理由は、試験直前になってもまだ各法令の知識が完璧でない状況でしたので、①違う角度から書かれた本を読むことで誤解を修正し、より理解を深めることができるのではないかという思い、②編集者の知見から重要事項を絞ってくれているのでせめてもの「ヤマをはってみようか」という安易な思い、などです。
さらには、③直前で気持ちも焦っていますから、特に自分と相性がよいか試験会場に持ち込んで試験前に見る気になるか(読めば気持ちが落ち着くか)というような、相性面を重視したように思います。
まとめ
これから行政書士資格試験を独学で目指す人へ
特に社会人である方が独学で資格試験にチャレンジされる場合には「継続が力なり」という言葉にあるように(私は「学習は継続を旨とする」とたとえましたが)、いかに飽きずにあきらめずに学習を続けることができるかが、成功への鍵を握っていると思いますね。ご健闘をお祈りいたします。
独学には長所も短所も。頑張ってください!
独学には、自分で時間を自由に使えるという長所がありますが、反対に拘束力が小さいために、ズルズルと惰性で他の興味や用事に時間をとられてしまう短所があります。
また、疑問が生じたり、自分の理解に対する不安が生じたときに、正解や指導をいただくことが難しいという短所もあります。
そこでこれらの短所を補いながら、長所である自由度を存分に活かせるような本が、あなたにふさわしい本と言えるのではないでしょうか。
例えば、自分が疑問を抱きやすい分野についてよく解説してくれている本、意識が散漫になりやすい時間に注意を喚起してくれるよう設例を設けてくれている本、そして自分が読みやすい書き方・構成の本が適性のある本と考えます。
私は独学でしたが、正確にいうと宅建士は参考本のみで自習し行政書士ともう1つ中小企業診断士は通信教育を併用しました。理由は単純で試験の難易度です。お好みで幅広に選択されてはいかがですか。
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