目次
日商簿記2級を初心者から合格を目指すまでの3ステップとは!?
今回は日商簿記2級に関するオススメ書籍を紹介します。初心者から合格を目指すまでの3ステップとは!?
どんな3ステップ(3冊)?
日商簿記2級の試験に合格するための33ステップ(3冊)です。
第143回の日商簿記2級の試験を、独学で合格しました。その時に使用したテキストを紹介します。
①スラスラできる日商簿記2級(大原の簿記シリーズ)
②2級商業簿記〔平成28年度版〕(【検定簿記講義】)
③日商簿記検定模擬試験問題集2級【平成28年度版】
簿記検定に合格することはもちろんですが、簿記の実務における基礎知識を体得できるので、日々仕事をする中で経営状態や経営戦略の部分が垣間見えてくると思います。2級まで勉強することで、仕事をするスタンスが今までと全く違ってくると思うので、頑張って合格を目指してください。
【ステップ1】 簿記の基礎はこれで習得!
第一段階として、時間をあまりかけずに、テンポよく簿記の基礎中の基礎から勉強できるようにと、選んだ参考書です。ベーシックな事項・例題・練習問題が、無駄なくまとまっており、タイトルの通りにサクサクと読み進められるところが魅力でした。後に応用問題をたくさん解くようになった時も、シンプルで探しやすい構成だったので、分からないことが出てきた時にはこの本に戻って見直すのに、何度も活用しました。特に工業簿記については、試験範囲が毎回決まっているので、この本一冊で十分でした。
【ステップ2】 より知識を確実なものにするために・・・
商業簿記の試験については、近年かなりひねった問題が出題されるので、より理解を深めるためにこの本を選びました。文章中心の構成で、例題もシンプルで分かりやすいものが用意されています。簿記試験のテキストというより、実際の仕事で簿記の知識を活用する時に、「なぜこのように処理しなければならないのか」「現行のルールではどうするようになっているか」という視点から解説がなされているのが特によかったです。過去問の傾向を追って構成されるような問題集・参考書とは一線を画する内容。700円という価格も魅力的だと思います。
【ステップ3】 最後はやはり問題集!
合計10題の予想問題と、まず問題数が多いのが良かったです。中身も応用的な問題が多く、合格率の低い簿記検定試験に立ち向かうために、勉強の仕上げとして選びました。問題文や設問の仕方が、ひねったものや引っかけのようなものが多く、簿記の基礎的な土台の部分から、きちんと物事を理解していないと解けないような問題が、数多く組み込まれています。最近の簿記検定試験で問われるような、難解な問題にもしっかり対応している内容でした。
とにかく絶対にこの本で勉強した人を受からせてあげようというような、製作者側の気合いが伝わるような内容が好印象でした。
まとめ
これから日商簿記2級を独学で目指す人へ
簿記検定では、専門用語と数字の処理の両方が問われ、細かいところまで限られた時間内でこなせるようにならなければなりません。なので、高校生も受けるようなメジャーな資格の割には、挑戦してみると難しい資格だと思います。
勉強をする中で、覚え違い、書き間違い、計算間違い、電卓の操作間違いなど、思わぬ基礎的なミスで答えや数字が違ってることがたくさんあると思いますが、一つ一つの細かいミスを確実に処理するようにしていくことで、作業の正確さが増して、より高度な問題にも対処できるようになってくると思います。
簿記を勉強する前と後では、仕事をする上での視野が広がって作業一つするにしても考え方が大きく進歩してくると思います。検定に合格できるよう頑張って下さい!
独学ワンポイント!
独学だと、情報のアップデートがないので、簿記試験に関するサイトを検索したり、考えられるような応用問題・引っかけ問題などを探したりして、参考書でカバーしきれていないだろう事柄については、インターネットを合わせて活用しました。参考書以外にも、常に色々なケースに対応できるように、自分で工夫をしておくと、より確実に合格できると思います。